スキップしてメイン コンテンツに移動

HaLakeに置いてある3Dプリンターを使うときの手引き

 HaLakeの備品であるZortrax M200Plusの使い方を簡易的ですが、こちらで紹介します。

1. 必要なもの(前提条件)

  • PC(MacWindows)
  • STLなどのモデルデータ(STLは確認済みだが他の対応形式は未確認)
  • USBメモリ(標準的なType A端子のもの、印刷方法1の場合に必要)
  • HaLakeのWiFiを使用していること(印刷方法2の場合に必要)
  • 印刷方法2で説明していること以外はほぼHaLake以外でもできる作業なので進めておくとスムーズに印刷が開始できます。

2. 手順

利用の際に必要な手順をこれから説明していきます。

使うのはZortrax M200Plusと言う3Dプリンタのためこちらで説明する内容では不十分な場合は、インターネットなどで検索するときの手がかりにしてみてください。

以下に公式サイトのリンクを載せておきます。

zortrax.com

1. Zortrax公式からスライスソフトをダウンのロード&インストール

  • HaLakeでダウンロードする際は他の利用者もインターネットを使っているため時間がかかる場合があります。そのため自宅などHaLakeを利用する前にインストールしておくとスムーズに作業を行えます。

以下に載せたリンクからZortrax公式が出しているスライスソフトをダウンロードしてインストールしていきます。⇓

zortrax.com

上記のリンクを開くと画像のような画面が出てきますので、中央付近の青いボタンDownlaod Nowをクリックします。(載せている画像は2022/5/5時点のものなので時期によって内容が多少変わっている場合があります。)

こちらの2022/5/5時点ではバージョン2.26.0が推奨されているので以下の説明ではこちらを使って行きます。

時期によってバージョンは変わってしまうのでRecommended versionと示されているものを使えば問題ないと思います。

右側にOSごとのダウンロードボタンがあるので、利用しているOSに合った方をダウンロードしてください。

ダウンロードボタンを押すとメールアドレスを求められるの入力してSubmitを押します。

  • 注意: メールアドレスを送信したくない場合は下のEnter Serial numberを押してシリアルナンバーを入力します。この場合HaLakeに一度来店してもらって3Dプリンターのシリアルナンバーを確認して頂かないといけないので、事前にダウンロードしておくことはできませんので注意してください。

後はダウンロードしたzipファイルの中身に入っているインストーラを起動させることでインストールすることが出来ます。

この時の細かい手順はインストーラに沿っていけば問題ないので説明は省略します。

2. スライスソフトの操作

スライサを起動するとこのような画面が出てきます。

サインインを求められますが、サインインや新規登録をすることなく使用することもできるので左側下部のStart now.ボタンを押すことで次に進めます。

画像では一番右上のZortrax M200Plusを選択します。

この画面になったら後はファイルを開くかドラッグ&ドロップすることで作業を開始できます。

日本語設定にしたい人は左上File→Preference→Languageを日本語にして左がわのSaveボタンで返ることが出来ます。

3. 印刷

3Dプリンタでは細かい設定をしようとすると説明が大変になってしまうので今回はそれらを省いてエクスポートからの操作を紹介します。

方法1 USBメモリから印刷

細かい設定は省くので右下のワンクリック印刷を選択します。

左上の日本語が少しおかしいですが、”をエクスポートする”を選択すると

このような警告が出ますが、一旦無視して”削除”を選択します。

そうするとPCのOSごとにファイルエクスプローラやFinderなどが開かれて好きな場所に保存できるのでUSBメモリなどに保存しておきます。

プリンターのUSBが差し込める場所に先ほど保存したデータが入ったUSBメモリを差し込むと電源を付けたときに3Dプリンタでデータが使えるようになります。

  • 注意:USBメモリを差し込む時と抜く時は電源を落としてからにしてください。両方の機器での故障を防ぎます。

後は3Dプリンタの液晶をタッチしてプリントしていくだけです。

Home画面→Print→保存した名前.zcodex2→PRINTボタンを押して待つだけです。

方法2 WiFiで印刷
  • 注意:この場合HaLakeのWiFiに事前に接続しおく必要があります。

3Dプリンタとスライスソフトを連携させるので、3Dプリンタの電源を入れておきます。

右上の”登録デバイスボタン”を押して”新しいデバイスを追加”を押します。

PCがHaLakeのWiFiに繋がっていて、3Dプリンタに電源が入っていればこのような画面がでてくるので、検索されたデバイスをクリックするだけで登録できます。

これで、印刷方法1で説明したときのワンクリック印刷に行くと登録したデバイスが出てくるのでその"印刷する"ボタンを押すことで自動で印刷することが出来ます。この時警告が出てくる場合があるので、その内容をよく読んだうえで再度”印刷する”を押せば印刷されます。

これで印刷するまでの簡単な手順は終わりです。

コメント

このブログの人気の投稿

Phaser3 + Typescriptを使ってRPGゲームの基礎を作ろう!その2

前回の記事 に引き続きPhaser3+Typescriptを使って RPG の基礎を作っていきます。 この記事は前回の記事を呼んだ前提で説明していきますので、ぜひそちらを先に読むことをお勧めします。 また、今回の記事は前回よりも難易度と内容量が上がっていますが、記事の最後に作業後の リポジトリ のリンクがありますので、そちらを先にダウンロードしてそちらと比較しながら学習することができます。 前回まで作成した状態のプログラムが以下の リポジトリ からダウンロードできますので前回まででうまくいっていない方は参考にしてみてください。 github.com 最終目標(再掲) ・Phaser3とTypescriptで RPG ゲームの基礎を作る。 ・Phaser3をTypescriptで使う方法を学ぶ ・Phaser3の使い方を学ぶ 今回の目標 ・ゲームの作り方の断片を知る ・キャラの表示できるようにする ・キャラを移動できるようにする ・当たり判定をつける ・ NPC の追加してみる ・話しかけられるようにする 開発前提(再掲) ・Nodejsの環境・知識がある ・ Javascript ・Typescriptがある程度かける ・当ページ紹介の環境を試す場合はgit・ github の知識がある 使用した主要Nodeモジュール(再掲) ・typescript(Typescriptの コンパイル 用) ・phaser(フロントの Javascript 用ゲームライブラリ) ・live-server(ソースを監視してブラウザのページをリロード) ・ts-loader(webpackがTypescriptをバンドルする用)webpack(言わずと知れたモジュール依存をいい感じに解決しバンドルする) ・webpack- cli (webpackを コマンドライン で使用するのに必要) 注:各Nodeモジュールバージョンは後述 当ブログ仕様の画像素材の注意点 当ブログで使用する画像素材は『 ピポヤ倉庫 』より許可なしで無償再配布・改変が認められたものを改変して作成されたものです。 中には許可なく再配布・改変してはいけない素材もインターネット上には多く存在するのでそれらを使用するときは十分に規約を呼んでから使用しましょう。 1. キャラの表示 想定画面 今回は、はじめにキャラつまり操作

M5Stackで、においセンサー(TGS2450)を使ってみる。(LCDに表示編)

今回は、においセンサー(TGS2450)から取得したデータをM5Stackの LCD にグラフ表示をしていきます。 今回主に使用したもの M5Stack 10Ω抵抗 5本 Pch  MOSFET  2SJ334(スイッチとして利用) M5StackSideBB(ブレッドボード) M5Stackのピンはそのままだと配線するとき手間がかかるかと思いますので、今回はM5StackSideBBを利用しました。 ブレッドボードも付いているので、手軽に電子工作できるので個人的にオススメです。 SideBB for M5Stack www.switch-science.com 諸注意 本ブログのプログラムはArduinoIDEまたはPlatformIOでM5Stackの開発ができる状態であること前提のものですので、各自導入をお願いします。 過去に Windows のArduinoIDEで M5Stackの開発環境を構築する記事 があるので、参考にしてください。 においセンサー(TGS2450)について 今回使用したセンサーは 秋月電子通商 で購入できます。 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00989/ akizukidenshi.com TGS2450には4つのピンがあり、使用するのはそのうちの3本でヒーターを温めるピン、センサー情報を得るピン、GNDがあります。 ここで注意したいのは、ヒーター電圧は1.6Vと記述されているのでM5Stackで利用するときは分圧して3.3Vを1.6V近くまでに降圧することをお勧めします。 TGS2450のセンサーは可変抵抗になっており、データシートには5.62kΩ〜56.2kΩの間を抵抗が変化し、においが強いとより低くなると記述されていました。 よって、センサーの値をM5Stackで取得するにはセンサー抵抗と外部に接続する任意の値の抵抗による分圧回路によって求めることができます。 TGS2450の動作方法は、250ms周期でセンサーに電圧を5ミリ秒on、245ミリ秒offの状態にしてヒーターは8ミリ秒on、242ミリ秒offにすることで値を取得します。 配線 においセンサーとM5Stackの配線 上の図が配線図です。 30Ωの抵抗は10Ωの抵抗を三つ直列に接続して作成しました。 また、上部の抵抗10Ω二

Phaser3 + Typescriptを使ってRPGゲームの基礎を作ろう!その1

今回はPhaser3とTypescriptを使って簡単な RPG ゲームを作る方法を紹介していきます。 内容はPhaser3およびゲーム作りについての記事なので、Nodejsの周辺モジュールなどの説明は一部省いての説明になりますのでご了承ください。 またこの記事では Phaser2 ではなく Phaser3 を使用するので注意してください。 この記事は二部構成になりますので、この記事を読んだ際はぜひ次の記事も読むことをお勧めします。 最終目標 ・Phaser3とTypescriptで RPG ゲームの基礎を作る。 ・Phaser3をTypescriptで使う方法を学ぶ ・Phaser3の使い方を学ぶ 今回の目標 ・開発環境を整える ・Phaser3の開発構成を知る ・スタート画面を作る ・マップ表示をさせる 開発前提 ・Nodejsの環境・知識がある ・ Javascript ・Typescriptがある程度かける ・当ページ紹介の環境を試す場合はgit・ github の知識がある 使用した主要Nodeモジュール ・typescript(Typescriptの コンパイル 用) ・phaser(フロントの Javascript 用ゲームライブラリ) ・live-server(ソースを監視してブラウザのページをリロード) ・ts-loader(webpackがTypescriptをバンドルする用)webpack(言わずと知れたモジュール依存をいい感じに解決しバンドルする) ・webpack- cli (webpackを コマンドライン で使用するのに必要) 注:各Nodeモジュールバージョンは後述 1. 最低限の開発環境の準備 今回最低限の環境を整えるために、『Typescript + Phaser3』の開発テンプレートを github リポジトリ で公開しました。 以下からZIPをダウンロードするか、 git clone コマンドで各自環境に展開してみてください。 ここから先は リポジトリ のプログラムを元に説明していきます。 github.com 展開するとファイル構造は以下のようになっているかと思われます。 注: 他にもファイルやフォルダがあるかと思われますが、表記されているのは今回使うものになっています。 - src/ (これから書くプログラムの保存領域)